ようし!今日は来週のレースに向けてセルモーターの取り外しとベータチタニウムさんから届いたボルトの交換やるぞぉぅ!!イエーイ!
「すみません、F6C欲しいんですけど…」
「あっこれはこれは、VTRにお乗りのMさま、えふろくしー?」
「なんですの?えふろくしーって?」
「てんちょーホンダのディーラーやってんでしょ」
「あっ、あ~アレだ、F6Cぃ…当然判りますよぉ~あのデッカイやつだ!ありがとうございますぅぅぅ」
「大丈夫ですか?」
「安心して下さい!ホンダのバイク屋のてんちょーですよ!」
ようし!一段落した所で、セルモーターの取りはずしっと…
「すみませ~ん、原付のセルが回らなくなっちゃったんですけどぉぉ」
「あっ、あ~アレだバッテリーが弱っちゃってるよ奥さん」
「取っちゃおうか?セルモーター!キック始動のみにしてさ!軽くなるしさ!」
「毎朝キック始動で、健康促進!!なんか今セルモーター取りたい気分だしさ!」
「キックでエンジン掛けるの大変なんですけどバッテリーの充電とか交換とか出来ないんですか?バイク屋さんでしょ、大丈夫ですか?」
「安心して下さい!こう見えてバイク屋のてんちょーですよ!充電でも交換でもセルでエンジン掛かるようにしてご覧に入れますよ!!」
ぶるるん…
「ありがとうございますぅぅ」
ふう、一段落したから今度はスターターのアイドルギアを外してっと…
「すみませ~んギアがすぐ止まっちゃうんですけどアイドリング回転数が低いような…」
「そんなアイドリングの低いギアなんか買い換えちゃおう!ダンナ!」
「そうだ!今度ホンダのベンリィが新しくなったからさ!気分一新!商売繁盛!!」
「アイドリングの調整だけでいいんですけど…まさか出来ないとか…」
「安心して下さい!バイク屋のてんちょーやってますよ!!アイドリング調整なんてチョイチョイ…」
ブルルン
「ありがとうございましたぁぁ、またご贔屓にぃぃぃ!」
ふう…エーとそうか次はチタンボルトへ交換だ…
「すみませ~んボルト欲しいんですけどぉ」
「ぼると?チタンの?コレ?」
「そーじゃなくててんちょーには悪いんだけどずっとポンダ乗ってきたんだけど今回だけヤマハのボルト用意してくれない?」
「やまは?ぼると?」
「まさか、てんちょー…知らない?ヤマハのボルト」
「なぁぁにをおっしゃいますやらKさまぁ!」
「安心して下さい!!って何度も申し上げている通り知ってますよ!!」
「なんてったってぶぁいく屋のてんちょーですからぁぁぁぁぁぁ!」
「今、乗りに乗って勢いのあるヤマハ発動機様のヒット商品ボルトでしょ!」
「ちょうど今、てんちょーもCBのボルトを交換…いや、CBからボルトに交換しようかなぁぁなんて思っていたところですよ!」
「ご用意させて頂きます!!」
「CB1100のSさまぁ車検のご用命ですねぇありがとうございますぅぅ」
「えっ、CB1300のラジエーターからクーラントが漏れてるぅぅそれは大変すぐ保証で交換させて頂きますぅぅSさまぁ」
「はい!PCXの12ヶ月点検!バッチリやらせていただきますぅぅSさまぁぁ」
「えっ!ズーマーのリアタイヤがパンクですって!ちょうどいい!!てんちょーの頭も今パンクしてますから一緒に直しちゃいましょ!」
「てんちょースターターのエンジンが掛かりませ~ん、どうしやしょ」
えっ、もうセルモーター外しちゃったよ…
リリリリン
「え、天ぷらそば一つとカツ丼一つ?」
「ウチはそばやじゃねーぞ!!」
「カミジョウメカぁぁぁぁ
スターター直しやがれ
このヤロー!」
もうセルモーターは遠い世界へ旅立った後だぞこのヤロー
このままじゃ、スターターエンストで、てんちょーのCBもえんすとです!!
ストップです!!
りたいあです!!
になっちまうだろがい!!
ゼイゼイゼイ…
…
…
…
こうして一日が終わっていくのでした。