今回は当店でカブ125の1号車を納車させていただきましたH様からのご依頼でグリップヒーターを取り付けさせていただきました
当初はてんちょー号と同じプロト製を予定しておりましたが丁度エンデュランス製の新型のグリップヒーターも入荷しましたので急きょエンデュランス製へ変更となりました
まだ、グリップ長が120mm用しかリリースされておりませんが、カブ125は120mmなので取り付けが可能です
近年主流のボルトレスのはめ込み外装にはいつも苦しめられますが、「ここはタッピングスクリューで止めておこうよぅ」などと思いながらハンドル周りをばらします
そう言えば、そもそも純正グリップヒーターの設定が無いんですよね
まあ、有ったところで同じ作業でしょうけど
毎回苦労するのはハンドルカバーの中に余りスペースがなく汎用品の長いケーブルを収納することでしょうか
今回は2回目になりますので電源をとり出すところは決まっておりましたが、まあケーブルが長いこと長いこと、汎用品なのでしょうが無いとは思いますが…
プロト製の時は余計な配線をかなりバッサリ切り落として短く詰めて取り付けましたが今回はあらためてどこに空間ができるのかを時間を掛けて検証してみました
すると数カ所の空間が存在することが分かりそれぞれにカプラーや配線を収められることが判ったので今回は配線を長いままで収めることにしました
更に問題となるのが左側のスイッチの位置です
スイッチ一体型の物ですとどうしてもウインカースイッチへのアプローチ上にきてしまい、見た目に拘ってしまったてんちょー号はウインカーを右へ出すたびにグリップヒーターのスイッチを押してしまいます
エンデュランス製は幸いにもスイッチ部が別パーツでイモネジ固定ですのでグリップを接着してしまった後でも位置の変更が可能です
これは大変助かることなのですが、それでも最適な場所とはならず多少の妥協が必要です
相変わらずスロットルパイプの加工にも時間が掛かり結構な作業時間となり工賃も…
さすがに当店でご購入いただきましたメンバー様ですので、勉強代も加味し今回は作業代半額にさせていただきました
こうやってみると、純正オプション設定されていて「マニュアル通りに組んでね♡」ってヤツは楽だなぁと痛感いたしますにゃ…
見た目に拘らないのであれば操作性の点で言えばスイッチ別体タイプの方がいいかもしれませんね