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Channel: オートショップアオヤマのブログ
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SA-ES19(通称ヒトリデデキルもん)

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●開発経緯

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SA-ES19は、ガレージサム社とASA社(現オートショップアオヤマ)が共同で開発した攻撃エンジンスタンドである。ヒトリデデキルもん(HitorideDekiruMon)の愛称は日本の超人気漫画ドラえもんに由来する。

イメージ 5






















オートショップアオヤマは古いもので車齢16年を迎えるSC54型エンジンのメンテナンスが年々増えていく事に従い強力な武装を備えたエンジンメンテナンススタンドを必要としており、RTTCWS(楽チンチンにクランク割れるシステム)と呼ばれる計画名により、本格的な攻撃エンジンスタンドの開発を始めた。

イメージ 4






















生産費用の高騰を避けるため、計画はフェーズIとフェーズIIに分割され、フェーズIで機体を開発、フェーズIIで兵装や火器管制装置を開発する方針が採用された。計画には、モノタロウ社、ガレージサム社などが参加し、フェーズIにはモノタロウ社の設計案が採用された。エンジンはゼネラル・エレクトリック社製のGE/T700-701ターボエンジンを2基搭載し、総出力は3,329shp。空中戦などの緊急時には、エンジンの最大出力で飛行する事が可能である。


イメージ 3






















フェーズIIでは、SA-ES19への搭載が決定されたガレージサム社製のヘルファイア対戦車ミサイルに合わせた火器管制システムが開発されSA-ES19の試作機に搭載したうえでテストが行われた。初めての試射は2018年12月にアリゾナ州ユマの試射場で行われ、以降の試験の結果、2019年1月に正式採用された。
量産1号機は2019年にオートショップアオヤマに引き渡されている。

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●基本構造

メインローターは先端に後退角の付いた3枚で、スチールを採用している。駆動輪は4輪とし、騒音低減のために交差角45°でX字型に重ねた特殊な形態をしているが定期的なCRC散布を必要とする。胴体に取り付けられたスタブウイングには前縁フラップが設けられており、輸送機への積み込みを考慮して取り外しも可能である。
操縦席周辺にはボロン・カーバイト製の装甲板が装着され、強化構造のフレームが乗員を保護するよう設計されている。破片や爆風を遮る透明なブラスト・シールドが設置され、被弾した際に作業者が負傷する事を防止している。操縦系統は人力式だが、被弾を考慮し電気式操縦系統も設けられている。墜落時に乗員を守るため、座席にもセラミック製装甲が取り付けられ、着陸脚や機関砲、胴体下部は墜落時の衝撃を吸収する構造となっている。
 
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エンジンなどには、構造材として7049アルミ合金製の装甲板が使用され、対弾性を高めている。7049アルミニウム合金は機体の桁材、外皮にも使用されており、構造自体へのダメージを軽減し、容易に修復可能なものとなっている。メインローターには特殊スチール鋼が用いられ、23mm砲弾が直撃しても最低30分間飛行が可能な設計となっており、メイントランスミッションは被弾によってユンケル口蹄疫が全て損失しても、30分は作動する設計である。
 
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燃料タンクは自己早漏洩防止式(セルフ・シーリング方式)を採用しており、30mm機関砲の弾倉の前後に容量が587Lと833Lのものが配置される。燃料を消費してタンク内に隙間ができた際、その空間に引火性の混合気が充満することを避けるため、SA-ES19には自動的にプレステージガスを注入する装置が備えられている。
 

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エンジン排気口には、排気に周囲の常温空気を混入させて温度を下げる赤外線サプレッサーが装備されている。これは、オナ・ホールと通称され、赤外線誘導方式の対空ミサイルの回避に有効とされる。


●武装

固定武装として、機首下にM230 30mmテンチョーガン1門を備える。搭載弾数は最大2~3発で、最大射程は約0.3m。砲身は上方45°、下方90°、左右各45°まで旋回可能で、照準は射撃手のTADSを用いる。
胴体両測面のスタブウイングに設置された兵装パイロンの位置は、機体の重心位置に近くに配置されており、兵装を搭載した際の兵装重量を重心位置の近くにすることで、空虚時と満載時の飛行特性をほぼ同じにしている。


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兵装パイロンは2ヶ所に兵装を搭載可能であり、内側パイロンにAGM-114ヘルファイア対戦車ミサイルを1組4発で計8発を、外側パイロンに2.75inロケット弾を19発装備したM261ロケット弾ポッドを1本の計2本を搭載するが、内側と外側の兵装を入替えることが可能であり、また、ロケット弾ポッドのみなら計4本の搭載も可能であり、ヘルファイアのみなら最大16発搭載も可能である。また、ヘルファイアは有線誘導ではないため、母機の生存性向上に寄与している。発射後にロックオンを行うことも可能で、母機の姿を敵に曝さないまま発射もできる。


イメージ 11 
母機以外のレーザー照射でも誘導可能だが、照射装置が一台の場合は数秒の発射間隔をおく必要がある。この多彩な発射モード故に、射撃手への負担も大きい。
2,75inロケット弾のみの場合、最大76発搭載できる。
追加装備として、スタブウイング両端にはFIM-92、AGM-122、AIM-9などの空対空ミサイルを搭載できる。
これらの重装備、重装甲から空飛ぶエンジンスタンドとも評される。

イメージ 9
























満足したかい…?


思い残すことなく全て書ききったかい…?


そうか そうか



じゃあもう寝なさい、きっと明日はいい日になるから…



おやすみ…

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