匠の元を訪れたCB1300SB限定車のカスタムを依頼されているY様
「てんちょーのCBと同じLEDウインカー着けて欲しいんですけど」
「だれがEDじゃいぃ!!
ボケイィィィ!!」
「なんで、『てんちょー』 の部分と『ED』の部分しか耳に入らないのか分かりませんが、
〇〇〇万円の仕事の依頼主に向かってボケとは聞き捨てなりませんな」
「キャンセル しちゃおっかなぁぁ…」
「はあ~これはこれはY様、ようこそ起こし下さいましたぁぁ
私初め社員一同Y様のご来店を今や今やとお待ち申し上げていた所でございますぅぅ」
「じゃあ、いいですけど ウインカーをLEDに…」
「だれがEDじゃぁぁぁい、
ワレェェ!!!」
「キャンセル!」
「ははぁぁ、Y様今日も一段と凛々しきお召し物で!
あっ!ちょっとネクタイが傾いております!
これは大変!私めが直させて頂きますぅぅ ちょいちょいっと…」
「LEDウインカーでございますね!さすがY様御目が高こうございます。早速着けてご覧に入れましょう!」
ちちんぷいぷいの…
プイ!!っとコラァァァァ
「いかがでしょうかカプラも既製品を加工し拘りの逸品でございます。」
「明るいですねぇ」
「とにかく明るいてんちょーが手掛けてますから」
「ありがとうございます。でも最近加藤みどりさんの 『なんと言う事でしょう』 が聞こえてきませんね」
「彼女はクビにしました…まあ、男女の間柄ですから…イロイロありまして…」
「???」
「あっ、それとフルパワーもお願いしますね。」
「えっ、ふるちん 」
「安心して下さい!穿いてますよ!!」
「てんちょー…耳病んでます?」
「安心して下さい!フルパワー加工もバッチリ仕込んでますよ!!とにかく明るいてんちょーが手掛けてますから」