それは、9月23日に開催された原付ツーリングの朝のミーチングでの事
「クラブ員の諸君!!今日は悲しいお知らせをしなくてはなりません」
「今回で3回目を向かえた原付ツーリング倶楽部の活動でとうとう参加者がスタッフである私とカミジョーメカを含め過去最少人数の5名となりました」
「今回は、初心者枠でCB223でご参加のU様が来られているから6名にはなったものの…」
「これまで必ず参加してきたオトジャにいたっては今回仕事があるのでと言う理由で欠席です!」
「私、言ってやりました」
「仕事と原付ツーリング
どっちが大事なんだ!!」
ってね
「『仕事』ときっぱりのたまいやがりましたよ彼は」
「これで彼の退部も決まりました…」
「来年は集大成ともなる、原付日光ツーリングも計画していたと言うのにこの有様ではその開催も危ぶまれます!」
「そこで諸君!!一人あたり、3人の倶楽部員を集ってきなさい!」
「そして必ずこう言うのです!」
「君の会費は1,000円だけだよ、そして君は3人の会員を集めるんだ、その会員達からは2,000円×3人の6,000円の会費を集めて自分の出した会費と報酬1,000円を差し引いた4,000円を私に預けなさい。君はタダで会員になれるばかりか1,000円の報酬を受け取る事になる。そして必ずその3人に今度はそれぞれ会費3,000円で会員を集めてらっしゃいと…」
「ねずみ講じゃないですか?」
「そんなこたぁない!!」
「その努力の結果私の元に集まった莫大な…いや、会費を使いCBレーサーの活動資金に…いや、この度ホンダより発売になったジョルノちゃんを大量に仕入れ若い女性にのみ格安で販売し、会員を集うのだ!!」
「どうですか!この、丸みを基調とした可愛らしいデザイン!」
「ビビットなカラー!!」
「このジョルノちゃんに巷の女性はコロッといってしまうこと間違いないでしょ!!」
「そして、判るか…諸君!若い女性の集う所に男ありだ!」
「こうして自然に倶楽部員が増え続け全国的にも名の知れた巨大組織に成長するのだ」
「なんか…のりません…」
「日光に行きたくないのか?」
「行きたい…です…」
「ジンギスカン食べたくないのか?大笹牧場のやつは美味しいぞぅ…」
「食べたい…です…」
「そうか!みんな協力してくれるか!」
「ようしそうと決まったら今日は予定通り秩父のワインディングを堪能しながら天空回廊行こうか!!楽しいぞぅ!バーベキューが待ってるぞぅ!!」
「いやっほ~い!!」
次回ツーリング編へと続く…