今回ご紹介させていただきますのは東京よりお越しのN様
CB1300SB限定モデル通称赤骨です
以前にショップへご来店時に見つけた宣材写真撮影に使用した未使用のサンスター製フロントブレーキディスクを特価でゲット!
中古で展示しておりました美品のカーボンフェンダーをげっと!
中古でコッソリ隠しておりましたウチのマスターシリンダーキャップをゲッチュ!
この度は誠にありがとうございました
また遊びに来て下さい
堀だしモンまだありますよ
お店に来れるお客様は何かいいことあるかも
ハッピーカモカモ…
だぁぁぁまされちゃいけないよ皆さん!
本当にカモにされて骨の髄までしゃぶられますよ!!
このてんちょーってやつはそんな性根の腐ったヤツですよ!!
きみ…
アニジャ君とか言ったかな…
いつも暇そうにお店にいる君…
アニジャ君と言ったね
他のお客様のご迷惑になるから速やかにご退店をお願いしたいのだがどうだろう…
どうだろう… じゃあねぇよ!!
こうしてこれまで戦ってきた耐久レースは苦難の連続であった
「人生とは、困難との戦いの連続である」 諸葛亮孔明
急に話し替えんなよ!!
ある年は、朝から激しく雨が降っていた
国際ライダーを第1ライダーに据え一気にブッチぎる作戦にでたチームHKSはK・ブンゲンをいきなり90分走らせる作戦に出た
K・ブンゲンが絶対の信頼を置く天候予測専属スタッフJ・ヤブキの分析結果が出た
当時世界に数台と言われたパーソナルスーパーコンピーターを現場に持ち込み、巧みに使いこなしたJ・ヤブキが結論付けた結果は
「この後すぐに雨は止むわ…間違いない…」だった
すぐさまK・ブンゲンが反応した
「いよぉし!ドライタイヤだ!勝負を掛けるぜ!」
「なにがあっても90分俺をピットに入れんなよ!!」と言い残し
K・ブンゲン1コーナーへ飛び込んでいった
雨は
止まなかった…
川のようなコースをドライタイヤで走るK・ブンゲンを抜くのはもはやシロートでも容易だった
何度も転びかける国際ライダーを見守るスタッフは後に語った
「あれは見てられなかったよ、まるで地獄絵図のようだった」と
ピットからY・テンチョーに報告が入ったのはスタートから60分後
「もう限界じゃないでしょうか、雨も止む気配もないですし、順位もかなり下位にまで落ち込みました、ドライタイヤではもう無理かと思いますが」
「ヒ―は90分絶対に止めるなとミーに言った、ヒーはミーに『絶対に』と念押しまでしてコースへ出たんだ、ヒーの言葉を信じようじゃないか」
「心配するな、ヒーとは長い付き合いだ、ヒーは90分走りきるよ、そんな男さ…」
「しかし、ストレートで我々の前を通過するたびに確実に目で訴えてきています」
「あの死んだ魚のような眼差しで確実に我々に訴えかけています」
早く止めろと…
いつまで走らせる気だと…
空気読めと…
俺を殺す気かと…
ははぁん、さてはオマヘらアッツアツのバーガー食っててそれどころじゃないな…
「と確実に訴えていますが…」
「T・スズキはなんと」
「ハンバーガー焼く準備でそれどころではない」と
「チームメイトが苦境にたたされているのにか?」
「早く鉄板で焼かないと冷凍パティが溶けてグズグズになってしまうと」
「…」
「ヒーを止めてやれ!!それから鉄板の火も止めてしまえ!」
「今すぐにだ!!」
「ピットインのボードの準備だぁぁぁぁ!!」
「レインタイヤへ交換!!」
「スタッフ!準備は良いか!!」
「レインタイヤホイールにはまってませんけどどうしやす」
「ホワ~イ?」
「だって雨は止むって言ってたから…」
こうして、混乱の中第2ライダーへの交代とタイヤ交換を終えレースに復帰したHKS
結果は絶望的だった
交代直後K・ブンゲンがいきり立つ
「なぁぁんでいつまでも走らせやがって!!!!コノヤロー!!」
「だって90分間止めてくれるなと…」
「状況見りゃわかるだろーが!!」
「止めるなと…」
こぉのやろぉぉぉー!!
ポカポカポカポカ!!
♪喧嘩を止めてぇ二人を止めてぇ~♪
続く…
なんだよやっと俺が歌うところまで持ってきてもうおしまいか!!
なんだキミまだ居たのかね…